またまた微妙な雇用統計

バラックです。
昨日発表された9月の米雇用統計は、またまた微妙な
数字になりましたね。
非農業部門の雇用者数の伸びは、市場予想の
17万5,000人を下回る15万6,000人でしたし、
失業率も前月から0.1%上昇し5.0%になりました。
ただ、賃金と労働参加率が上昇してますから、
まるでダメ、というほどの内容ではないんですよね。
労働参加率というのは、実際の就業者に働く意思の
ある人を加えた数字ですから、これが上昇すれば、
失業率が上がっても仕方ないわけです。
失業率には、仕事が見つからなそうだ、と考えて
職探しを諦めてしまった人は数字に含まれないので
そういう人が多ければ、見た目の失業率を押し下げる
ことになるからです。
そして賃金の上昇は、多くの人の懐具合がよくなる
ことを意味するので、企業側が販売価格を上げやすく
なりますから、物価の押し上げ効果があります。
つまり、それはFRBが金利を上げる理由になるわけです。
でも、雇用者数の伸びはそれほどでもない。
う~ん、どうしようって話になっちゃうんです。
それから、建設分野の数字が、1月以来の堅調な
ものだったということも、話をややこしくしています。
言うまでもなく、アメリカの景気をぶち壊したのは
サブプライム問題に端を発する住宅バブルの崩壊
だったわけですから、建設業界の雇用が堅調だ
ということは、もしかして、そのバブルの元凶が
立て直してきたんじゃないか、と話になるからです。
ドル/円の日足を見ると、ダブルトップとダブルボトム
の両方が見て取れるので、上放れがあっても下放れが
あってもおかしくない状況ですが、今回の微妙な
雇用統計の結果を見ると、11月の利上げはないものの、
12月の可能性は残っている感じなので、どちらにも
行くことなく、レンジに移行するのかな、という気が
しています。
週明けの動きに注意しましょう。
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