五十日の朝は相場が動く

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バラックです。
昔から、五十日(ごとうび)は、車が渋滞する
と言われていることは、ご存知だと思います。
五十日は、過去の商習慣から、企業の締め日と
なっていることが多く、そのため契約書の受領や
納品などを行なう人や車が街にあふれ、
道路が混雑するわけです。
企業の決済でも、
15日締めの翌月末日払い
とか、
末日締めの翌々月10日払い
といった感じで、
五や十の付く日に支払いを行なうところが大半だと
思います。
ということで、五・十日の東京時間の午前中には、
実需筋が決済の動きを行なうために、ドル/円が
動くことが多いのです。
少し詳しく書きます。
銀行は、自行の取引する為替レートを朝一番に決定し、
仲値を固定します。
その仲値に手数料を上乗せし、売値と買値を決めます。
各銀行がそれを公示するのは、午前10時です。
実需筋は、その公示時間に合わせて為替決済を行なう
習慣があるため、その時間に為替レートが動くのです。
一般的に実需筋は、海外への送金のために円を売って
外貨を買うことが多い、と言われています。
当然、決済に使われるのは、通常米ドルですから、
ドルの需要が高まり、ドル/円が上昇するケースが
多くなります。
さらに、それに乗ろうとする投資家の動きが加わり、
相場が一時的に大きく動くことがあるのです。
下のチャートは、きのうのドル/円の5分足です。
クリックで拡大
きのうは8月20日の五十日だったわけですが、
確かに、ちょうど10時から約1時間弱の間、
相場は上昇しています。
1分足で見ると、10時48分に高値をつけて、
そこから徐々に下がっています。
これが実需筋による為替決済の影響なのかどうかは
断言できませんが、結果だけを見ると言われている
とおりの動きになっています。
こんなことも覚えておくと参考になるのでは
ないでしょうか。
>>>つづく
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ピンバック by FXで稼ぐための初心者の鉄則 — 2013年8月21日
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